零細企業の憂鬱

2019/09/04
零細企業の憂鬱

仕事はある。売り上げもそこそこ。社員は優秀だが、年齢には勝てない。体力的にもきつくなる。社員が辞めると、代わりの社員の確保が出来ない。お金を使って募集をかけると、応募はあるが、若い世代は見向きもしない。年を食っていて経験もないが、性格は良さそうなので、雇ってみたら、、、。そんなこんなで、こちらが欲しい人材とは遭遇できそうもない。お金を積めば、人材は集まるかもしれないが、お金で動く人材は、お金を求めてどんどん移動するだろう。働いている社員には、有給を取らせろ。最低賃金はどんどん上げろ。祭日はどんどん増やして、連休も作ってしまえ。だけど法律は守らなくちゃいけない。
日本は長い事デフレが続いたせいで、物の値段は下がったが、現場で働く労務単価も下がったので、暮らしは一向に良くなっていない。ここへきて、物の値段が上がり始めたが、労務単はなかなか上がらない。大企業が空前の利益を上げる傍らで、中小零細が泣いたり我慢してきたことを知らない輩が、大企業や公務員向けの施策を行っている。中小零細は潰れてしまっても良いのだな。誰のおかげで、日本がきちんとした国であり続けられているのか?机の上だけで仕事している人のお陰じゃないよ!日本人の資質もどんどん低下しているし、この先外国人がそれを一時的に担えるとしても、その先はヨーロッパのようになって、右翼が台頭し、、、

自然の驚異

2018/08/06
自然の驚異

岐阜に移り住むようになって30年以上になりますが、幸いなことに、この地域では大地震はおろか、洪水も、土砂崩れも、台風による被害もなく、毎年のように他所で甚大な被害が出るたびに、昔は何も感じなかった僥倖を噛みしめる毎日です。自分が小さい頃から、東海沖で近い将来確実に大地震が起きると言われながら、未だ起こらず、だれも予想していなかった阪神、東北、熊本という地域で大地震が起きています。また、近年の集中豪雨の凄まじさは、これまでの経験則が役に立っておらず、50年に1回の大雨という言葉が空しく響くほど、頻繁に起こる豪雨被害。たかだか数百、数千年の時間は地球の歴史からみればごく短い時間であって、経験則で自然が分かったような気がしていた人間が、如何に無力な存在なのかを思い知らされます。地球規模の気温上昇とそれに伴う異常気象(あくまで人間が感じる事象)、その原因をCO2濃度の上昇に求め、CO2の排出を抑えようとしたとしても、何もしないよりは少しはましかもしれないという程度であって、近年の自然災害が収まるとは到底思えません。

平成30年7月に起こった西日本豪雨では、広範囲で沢山の方が亡くなり、さらに多くの方が家を失うなどの被害を被っています。亡くなった方にはご冥福をお祈りし、被災された方には、復旧までのご苦労をお見舞い申し上げますが、人間が自然災害と呼んでいるものは、恐らくは太古の昔から繰り返されてきたことであって、地球全体でみれば、ただ呼吸をしているようなものではないかという思いを強くしています。人間が人間の都合で自然を押さえつけようとしても、人間の力には限界があり、対策と災害はこの先もイタチごっこを続けることになるのでしょう。災害への備えをするには、厄介なことにお金も時間も制約があり、災害の対策が必ずしも役に立っていないのが悲しい現実です。この地においても、自分が暮らしてきた年月には起きなかったことが、この先起きないという保証などなく、ちょっとした運不運が生死を分けたりするんだろうと思います。

手塚治虫の慧眼

2017/06/06
手塚治虫の慧眼

子供の頃、兄が漫画好きで自ら漫画を書いていたが、当時ガロという雑誌と同時期に発光されていたCOMというマニアックな漫画雑誌があり、その雑誌を兄が購入していた関係で、自分も読んでいた記憶がある。これは鉄腕アトム等の人気漫画で当時漫画界のスーパースターだった手塚治虫が創刊した雑誌で、少年向けの漫画では無く、漫画家を目指す人達のための雑誌だった。ここには火の鳥(COM廃刊後は別雑誌に掲載)という手塚の漫画が連載されており、この漫画(ブッダ等他の漫画からもだが)により手塚の凄さを知るところとなり、人間としての深遠な部分(死生観等)において大いなる影響を受けたと思っている。また、当時手塚が描いていた近未来図についても、まるで予言者のように未来が見えていた人だったんだと思わざるを得ない。

近年 世界は所謂ならず者国家のみならず、大国と言われる国もが、ならず者の所作を行うようになっており、宗教的過激思想から頻発するテロも含め、過去の大きな戦争を反面教師にすることなく、またしても世界的な戦争に近づいているように見える。

手塚は、いつになっても争い事を辞めない人類の代わりに、人工知能(AI)が世界を支配する世界を描いていた。人類の知恵に限界があって、世界を平和には出来ないのなら、やがて機械(AI)が人類を支配してしまうかも知れない。既に生産現場では、人の手による生産がどんどん縮小しており、機械に頼らなければ経営が成り立たない。人工知能を持ったロボットは、徐々にアトムに近づいているだろうが、学習したとしても本当の意味での感情を持つことは無い。感情があるからこその人間なのだが、感情は誘惑や欲に影響されるので、どんなに優れた指導者であっても、人間が完全な公平性を保つことは出来ないだろうと思う。AIの支配する、感情によって左右されない世界は、間違いというものが無いが、融通が利かず、妥協を許さない、効率のみを追求する社会になるかも知れない。そんなことを考えると、これからの未来には悲観的にならざるを得ないが、突然スーパーな指導者が現れて、地球を救ってくれることもあるかも知れない。
国家の元首を始めとして、人間一人が出来ることなどたかが知れているのに、大きな権力を握ると、自分が大きな存在になったと錯覚してしまう指導者達が何と多いことか!こういう構造がこの先も続くなら、やがて人類は滅びるかも知れない。

災害とボランティア

2016/06/01
災害とボランティア

熊本地震による大きな被害を受けた地域にある熊本県阿蘇郡西原村にて、平成28年5月10日から16日まで、弊社社員1名が災害復旧のお手伝いを行ってきました。

5月の連休期間は多くの方がボランティアのため現地入りをしていたようですが、連休明けからはボランティアの人数が激減したようで、現場のニーズに対し人の数が足りない状況が続いていたようです。当然ながら、現役の仕事の従事者は、仕事を休まなければ、ボランティアできませんから、仕事をリタイアした方達が中心だったようです。そんな中、ボランティア活動は、役所の人達が仕切っているわけでは無く、ボランティアの人がリーダーとなり現場をまとめ、その人が居なくなれば代わりの人がリーダーとして現場を仕切るという構図だったようです。こんな時、規則に縛られている役所の人達はあまり当てにならないようで、、、

名前は出しませんが、ボランティアの中にそこそこ有名なミュージシャンがお忍びで混じっていたようで、その心意気には頭が下がります。

この先、同じような災害が起きないに超したことはありませんが、起こりうる事だと思うので、弊社社員が持ち帰った経験値はとても貴重なものだと思っています。また、被災された地域の復旧はこの先長くかかることが予想されます。東北の例でも示されたように、国を筆頭とした行政の駄目さ加減は、”役所組織という構造的な問題”のために限界があり、今後も多くを望めないだろうと言うことを考えの根底に置いておいた方が良いかも知れません。

法律を守る

2016/08/08
法律を守る

言うまでもなく、日本に住む国民は、日本の法律を守らなければなりませんし、会社や様々な組織(以下、会社等)も法律を守らなければなりません。
社員や組織の構成員(以下、社員等)は、会社等の指示や方針に従わなければなりませんが、同時に法律を破るような行為を行ってはいけませんし、会社等は、社員等に対し法律を破るような行為をさせてはいけません。

きっかけが、ISOだったのか、個人情報保護法だったのか、或いは訴訟回避だったのかは不明ですが、近年の日本では何が何でも法律を守らなければ駄目だいう風潮が強くなっているように感じます。元々日本人は遵法意識は強かったと思いますが、法律をトコトン守ろうとすると、極めて窮屈で不便な世の中になってしまうと私には思えるんですがね、、、

法律は破っても良いんだ などと言う気は毛頭ないんですが、法律には違反なのか違反じゃないのか判断が難しいいわゆるグレーゾーンというものがつきもので、解釈する人次第で白黒が変わる場合もありますし、その時の社会情勢によっても変化するだろうと思います。グレーゾーンというと、聞こえは悪いんですが、ハンドルの遊びだと考えれば良いだろうと思うんですね。

元来日本は、性善説を基調にして社会が成り立っていたような所があって、法律もその遊びの部分を知恵を使って上手く使うことで社会が円滑に動いてきたように思うんですが、遊びの部分を逆手に取ってズルをしようとする輩が増えたせいか、性善説が成り立たねくなってきたことが今のような事態を招いたとも言え、まともな人には住みにくい(不便な)世の中になってしまったと言うことが出来るかもしれません。

本来法の下で国民は平等で無ければなりませんが、残念ながら現実的には様々な不平等が生じています。その理由は、法律の不備であったり、法律を運用する人達の裁量だったり、誰かの横やりだったりするわけですが、近隣の国のような事は無いとは言え、最終的に自分を守るのは自分であるということを強く意識する事が必要かも知れません。

不確かな未来と日本

2016/04/29
不確かな未来と日本

世界中で貧富の格差が拡大し、民族や宗教的な問題もあって、そこかしこでテロリズムが横行する世の中になりました。

お金さえあれば、人々を殺戮する武器が簡単に手に入るし、ネット社会の発達によって悪の連携も容易になっています。

テクノロジーは進化と発展を続けていますが、それは必ずしも人々の幸福のために使われるわけでは無く、政治は混沌としています。指導者達が劣化し、国民の中での不平等化は止まらない。
今後、日本がどっちを向いて進んでいくのか判らないけれど、過去70年間続いた幸せな時が続くことを願うばかりです。


最近 日本のもの(製品)や技術、様々なシステム等を礼賛するTV番組がやたらに目に付きます。これは日本人が失っていた自信を取り戻そうとしているのかも知れないけれど、一方で日本全体を眺めてみると、様々な面で日本の劣化の進行を感じてしまいます。

治安の良さに、人の良さ、約束を守り、良いものを作れる技術と改良への絶え間ない努力、おいしい食べ物に安全な食べ物と、世界に自慢できる所は多々あるものの、事態を改善する手立てを打たないと、将来へ向けての危うさがどんどん増していくのは間違いないでしょう。
今ならまだ間に合うと思えばこそ、政治家の英断に期待したいものです。